【グランドアーカイブ】第10弾「.asphodel/Paradise」デベロッパーストリーム情報まとめ

Grand Archive TCG

グランドアーカイブ(Grand Archive TCG)の第10弾セット .asphodel/Paradise に関するデベロッパーストリームが配信されました。本記事では、配信で公開された大会情報、BNR(禁止・制限)アップデート、新カード、ストーリー、グッズ情報、そしてQ&Aのハイライトまでをまとめてお届けします。

.asphodel/Paradise は2026年8月21日発売予定。お披露目の場は Ascent World Singapore となります。

当店でも.asphodel/Paradiseご予約を受付中です。


大会関連の話題

World Championship 予選の結果

配信の冒頭では、Worlds進出を決めたプレイヤーへの祝辞が述べられました。今回のシンガポール大会には 16名 のプレイヤーが進出します。

注目を集めたのは Mill Alice デッキの優勝。北米やヨーロッパ、オセアニアと比べて東南アジアで人気の高いアーキタイプで、「どこから出てきたんだ」と驚いたプレイヤーも多かったようですが、決勝では Liftersol選手 を相手に2-0で勝利を収めました。優勝者の DragonJG選手 はシンガポールWorldsに進む16名の一人となりました。

進出者の顔ぶれは、過去のWorldsやGauntlet経験者(2024年・2025年)に加えて新顔も多く、各地域からバランスよく集まっているとのことです。

Gauntlet 進出は44名に拡大

Gauntletには 44名 が進出。昨年から枠を拡大し、Ascentの優勝者と過去のWorld Championも対象に含まれるようになりました。出場者の地域内訳は以下の通りです。

  • 北米:10名
  • オセアニア:10名
  • ヨーロッパ:6名
  • 東南アジア:10名
  • Ascent優勝枠・過去World招待枠:8名

なお、Ascentで優勝したプレイヤーが自地域でも予選を突破していた場合に招待が重複することはないようです。


イベント情報

各地で開催されるAscentの情報が発表されました。

Ascent World Singapore(8月14〜16日)

Day 0が8月14日、Day 1・2が15日・16日。3v3 standard、Pantheonをはじめ、Stamp Rallyなどのサイドイベントも多数用意されます。来場者は 1,000〜1,100名規模 が見込まれ、過去最大のイベントになる見通しです。競技シーズンの集大成となるイベントとなり、チケットはまだ販売中とのことです。
“お金”と”時間”の許す方は参加されてみてはいかがでしょうか?(行く人うらやましいが本音)

Ascent Worlds 2026 – Singaporeについての公式ページはこちら

Ascent Melbourne(9月12〜13日)

PRDシーズン最初のAscent。Ascentストアのチケット仕様変更、gentle respite参加プロモ、CPRの提供などが新しく適用されるAscentになります。アセントサイドイベント&賞品ウォールについてはこちらの記事で解説しています。

Ascent Melbourneについての公式ページはこちら

デベロッパーストリーミングでは、2026年、2027年のGrand Archive今後の展開について解説予定です。
こちらも楽しみですね。

Ascent Osaka

そして我らが日本では大阪でAscentが開催されます。
すでに約700枚のチケットが販売済みで、大規模開催が見込まれているようです。アセントサイドイベント&賞品ウォール新ルールが適用され、Pantheonイベントも多数用意されるとのこと。日本での開催は秋葉原での開催以来となり、新シーズン・新要素を携えての「日本復帰」に期待が寄せられています。

Ascent Osakaについての公式ページはこちら

Ascent Dallas(12月4〜6日)

2026年最後のイベントとなるAscent Dallas。
3日間開催でDay 0が12月4日、Day 1・2が5日・6日。グランドアーカイブ 第11弾セットのプレミア がここで行われます。テキサスでのイベントはHouston以来となり、Dallasは空路のアクセスもよく、参加者の利便性向上が期待されているようです。

Ascent Dallasについての公式ページはこちら


BNR(禁止・制限)アップデート

Worlds直前ということもあり、配信ではBNRがいち早く公開されました。詳細な理由を解説する記事は配信翌日(月曜)に公開予定とのことです。(記事作成時点では未掲載)

Category の変更

  • Ranger StridesCategory 3 へ。アグロの多様性が十分と判断し、アグロアーキタイプを調整する狙い。GauntletやWorldsをこのデッキで勝ち抜いたプレイヤーは、デッキの再構築か別デッキへの乗り換えを迫られることになりそうです。
  • Category 2:Ranger StridesがCategory 3へ移動した以外、新規追加なし。
  • Category 1:変更なし。

Proxios Vault の変更

Clarent Reimagined(Lorraine):呪文系デッキに対して活躍しすぎていたためナーフ。起動能力で防げるダメージが、これまでの「起動するたびに2ダメージ」から「そのターン中は1ダメージのみ」に変更。Razor Galeなどには引き続き有効ですが、Burst of Thunderのような2ダメージを与えるカードに対しては、より対応コストが必要になります。


Reciprocity, Doremigia’s Call(Tony):ナーフではなく主にバフを伴うリワーク。

  • 耐久値が3→2に変更。
  • 起動条件が変更され、「2つ以上のドメインをコントロール」する代わりに、reserveコストを6支払えばよくなりました。このコストは、コントロールしている非トークンのドメイン1つにつき3軽減されます。
  • 起動能力で耐久カウンターを取り除く必要がなくなり、レベル2以上で対象のupkeepトリガー1つを打ち消し、automaton drone tokenを生成できるようになりました。
  • コスト0になったことで、相手から干渉されやすくなる(Reduce to Ashなどでも対応可能)というトレードオフも。

これまでは耐久カウンターを温存してトークン生成に回したいがために、武器でありながら殴りに行きづらいという感覚があったものを、効果を分離して耐久を下げ、起動を容易にしたことで、耐久1を維持しながら殴りつつトークンを生成し続けられるようになっています。なお「非トークンのドメイン」を参照する点も重要で、デッキにドメインカードを入れる動機づけとなっています。

Endura Reimagined(Rai)※新規追加:Clarent Reimaginedと同様、第1弾 Dawn of Ashes のカードを参照する新カード。0コストのregalia item Mage Scepterで、Raiボーナス2つ持ち。

  • 場に出たとき、material deckから「Endura, Scepter of Ignition」を追放してよい。そうした場合、自分のチャンピオンにEnlightened Counterを2つ置く。
  • Enlightened Counterを3つ取り除き、このカードをrestすることで、呪文として対象ユニット1体に2ダメージを与え、カードを1枚引く。

旧Enduraと比べて、ダメージが2倍かつfast、対象がユニット(味方以外も対象に取れる)になっており、効率が大きく向上しています。一方でRaiのmaterial deckはfluffy shopkeepやarcaneカードの追放枠などで既にタイトなため、プレイヤーがどう適応していくか注目と開発側はみています。


新セット「.asphodel/Paradise」

第10弾「.asphodel/Paradise」は2026年8月21日発売、Ascent World Singaporeでプレミアを迎えます。今回は2種類のスターターデッキ(LorraineとDante)が用意されており、いずれも初心者向けに設計されています。難易度は Lorraineが★2、Danteが★3(5段階中) と、シリーズ最低クラスの組み合わせとのことです。

スターターデッキ①:Lorraine(火 / Spirit)

新しいSpiritアートでAsphodelを表現したLorraineのデッキ。

  • Lorraine, Wandering Warrior(Lv1):Dawn of Ashesと同じものですが、Asphodelを反映した新アート。
  • Lorraine, Honed Operative(Lv2):2コスト・warrior・24ライフ。場に出たとき、memoryからランダムに最大3枚追放し、その枚数分カードを引く。追放したカードがadvanced elementなら、コントロールするsword weaponに耐久カウンターを1つ置き、ターン終了時まで+1パワー。最大で耐久+3・パワー+3を狙えます。
  • Lorraine, Arclight Saber(Lv3):新カウンター Static を導入。Lorraine Lineageで、場に出たときにレベル分のstatic counterを置き、さらにbanishment内のArcane Elementカード(最大7枚)につき追加で1つ置く。

Static counter の仕組み:

Arcane Elementのユニットがobjectに戦闘ダメージを与えたとき、static counterを1つ取り除いて、ダメージを受けたものに1ダメージを与えられる。複数のArcane objectに溜め込んだstaticを、戦闘ヒット時に一斉に解放してまとめて大ダメージを狙うイメージです。なお除去は任意なので、Safeguard Amuletのような対策に対しては「取り除かない」選択も可能。staticによるダメージは非戦闘ダメージである点に注意。

Static関連カード

  • Conductive Strike:static counterが乗ったobjectの数だけ+Xパワー。ヒット時に2支払うと、コントロールするArcane Element objectそれぞれ(Lorraine自身を含む)にstatic counterを1つ追加。
  • Rumble Coordinator:3コスト・2/4・Vigor。自身に乗ったstatic counter1つにつき+1パワー。death時にstaticが1つ以上あればドロー。
  • Fulminator, Rising Storm:0コストのregalia weapon。Lorraineボーナスで「レベル−2」分のstatic counterを持って場に出る(通常は1つ)。Lv3アートの武器。
  • Jovian Hilt X Ultra:sword weaponへのlinkカード。アップグレード的な存在。
  • Folgerite(ally):墓地からの追放でArcane Element objectとそれにlinkされたobjectにstaticを付与。

Warrior Essentials

  • Tattered Soldier:火属性カードをdiscardしたとき、buff counterがなければ1つ置く。2コスト1/2が実質2/3に。
  • Ember Slash:1コスト・2パワーのattackカード。on-attack class bonusでカードを1枚捨てて1枚引く。
  • Blistering Insurgent:チャンピオンがそのターン初めてattackするとき+1パワー。

汎用・リアクション

  • Deflecting Edge(再録)
  • Forging Heat:Hone by FireとTempered Steelを組み合わせたようなカード。2コストで耐久付与+ターン終了時まで+1パワー、floating memory付き。
  • Arrest Lightning:2コスト・fast。対象ユニットに乗ったstatic counterの数だけダメージを防ぐ。墓地からの追放でstatic付与も可能。

CSR仕様の変更点:スターターデッキで手に入るCSRが、これまでのチャンピオンカードから「チャンピオンが描かれたアクションカード」に変更。Lorraineの場合は Arrest Lightning のCR版になります。

加えて今回から、Lv1・Lv2・Lv3のチャンピオンCSRがいずれもメインセット(ブースターボックス)に収録されます。従来はスターター系商品でしか手に入らなかったLv3が、初めて第1版のメインセットに登場する形です。チャンピオンをブースターに集約することで、開封の楽しさを高める狙いがあるとのこと。


スターターデッキ②:Dante(水 / Spirit)※新チャンピオン

Danteは完全新規キャラクター。Spirit of Waterが与えられたデッキです。

  • Dante(Lv1):mage・19ライフ。場に出たとき、Elysian Test Subjectトークンを生成。このトークンは0コスト0/2で、Elysian aurastealth を持ちます。
  • Dante, Enean Initiate(Lv2):Dante Lineage・22ライフ。場に出たとき、Aenean spellカードをscavenge 10。シンプルながら手札を整えられる優秀なLv2。
  • Dante, Lv3(Exia):empower軸の複雑なチャンピオン。empoweredな呪文ソースが初めてダメージを与えたとき、2回復できるトリガー能力を持つ。さらにXコストの起動能力で、Danteをrestし、自身にX点の防げないダメージを与えてempower X(Xは1〜4)。

Elysian / Aenean の仕組み

Asphodelには Aenean Disorder という、マナを不安定にする病が存在します。これに対し、ある企業がElysianという形質を複製して生み出したのが「Elysian test subjects(人工的な子どもたち)」。Eneon Disorderの保持者がElysianの近くにいるとマナが安定します。

ゲーム上では、Elysian auraを持つobjectをコントロールしている限り、自分が起動・解決するAenean spellカードは「チャンピオンのレベル+2」として扱われます(複数のElysian auraを持っても重複しません)。auraがないと「レート以下」、あると「レート以上」になるという、トライバル寄りのメイジアーキタイプです。

Aenean spellの例

  • Aenean Ward:1コスト・reaction。対象ユニットへの次の2ダメージを防ぐ。class bonusかつレベル3+でドロー。Lv1でも test subject があれば実質レベル3として解決。
  • Aenean Frostlance:3コスト・fast。対象ユニットに2ダメージ。class bonus・レベル3+でrest状態のユニットには4ダメージ、レベル6+なら8ダメージに。
  • Aenean Frozen Shunt:2コスト。ユニットがattack中なら戦闘フェイズを終了。class bonus・レベル4+でドロー。

Elysian objectの供給・サポート

  • Epicurean Institute:1コストのドメイン・siegeable laboratory。耐久3。recollectionフェイズ開始時にサクリファイスしてドロー、もしくはサクリファイスでも破壊でも常にElysian test subjectトークンを生成。
  • Gencode Womb:Danteボーナス持ちのregalia。3支払って追放し、Elysian objectがなければトークン生成、あればドロー。
  • Elysian Aspirant:0コスト0/2の非トークンElysian Aura ally。Aenean spellのダメージを+1。death時に自身に2ダメージを与えてドロー可能。
  • Venous Core:regalia item。追加コストとしてElysian allyをサクリファイス。自身がElysian auraを持つため、ally不要に。ライフ+5(Danteが30ライフに)、damage counter25以上でAenean spellの起動が打ち消されなくなる。Lv3アートでDanteが着けているネックレスがこれ。
  • Crimson Vein:Cleric Mage Artifactのregalia。blood counter3つを乗せて場に出る。ClericかMageなら回復のたびにblood counterを置き、その数だけ最大ライフが増える仕組み。

Exia系カード

  • Hemoflux Drain:class bonus damage 20+のカード。チャンピオンに20以上のdamage counterがあると起動コストが3軽減。レベル分のダメージを与え、与えたダメージ分回復するAenean spell。Lv3+Elysian Auraで5ダメージ&5回復となり、Danteのトリガーでさらに2回復が乗ります。
  • Blood Surge:2コスト。Mageならドロー。レベル5+かつdamage counter10でさらにドロー、レベル9+かつ20でもう1枚。ただしターン終了時までドロー不可に。

Mage Essentials・汎用

  • Heightened Spellcraft(再録):Aenian FrostlanceをLv1でレベル6到達させる手段に。
  • Magus Initiate:2コスト1/1、on enterでパワー2付与、on deathドロー。
  • Keen Tidebinder:3コスト1/3・水属性。empower時に+2パワー、class bonus floating memory。
  • Frostbind(再録):Asphodelアート。
  • Memory Invocation:新規汎用水カード。3コスト・fast。追加コストとしてfloating memory持ちカードを墓地から追放し、2枚引く。
  • Spellshield, Exia:4コストのspellshield。ClericかMageなら2軽減。次に受けるダメージを防ぎ、その分回復。

DanteのCSRはスターターは Hemoflux Drain、メインセットのブースターボックスではLv1〜Lv3が手に入ります。


メインセットのテーマと新キーワード

Link Shield(新キーワード)

linkされたobjectが破壊されるとき、そのobjectから一時的なダメージをすべて取り除き、代わりにこのobjectを破壊する。追放には対応しない(破壊ではないため)点や、マイナスのライフ値で死ぬ場合は防げない点に注意。火・水・風の3種のVeltek shieldとして登場し、火はドロー、水はfloating memory、風はlinkしたallyにVigorを付与。

Veltek(新サブタイプ)

Veltek Gear Hoarder(linkされたVeltek item1つにつき+1/1)、Veltek QA tester、Stride Tech W(ally link)など、装備・アイテム系が多数登場。今セットは過去作と比べてアイテムカードが豊富です。

Resonator(新サブタイプ・human系):

harmonyやmelodyを参照する音楽好きのallyたち。Fan Club Leader、Music Curator、Music Aficionadoなどが登場。

Automaton の復活

Overcharged Droid、CellForger Droid、Gray Lupinedroidなど。Power Cell トークン(サクリファイスしてautomaton allyを強化、または特定のチャンピオンでTurbo Charge)のサポートが増えています。
DisCorpというサブタイプも見えますね。気になります。

Cascade(新キーワード)

起動・トリガーするたびに段階的に効果が強くなる仕組み。
対象がzephyrされるなどobjectが入れ替わるとcascadeはリセットされます。

  • Revitalizer X Ultra:rest&cascadeで、1回目は1回復、2回目は2回復、3回目はサクリファイスして3回復+ドロー。4回目以降は何も起きません。
  • Bedlam Borough:domain guardian・siegeable。cascadeでPower Cellトークン生成、4段階目でサクリファイス&ドロー。
  • Waterfall Sage:on attack時にcascade。トリガー能力とも組み合わせ可能。
  • Sinon, Babelia’s Companion:ティザーで公開されたCascade初出カードのCSR版。

コレクター仕様

  • Curio foil(interference foil):新カード Convergent BeamCreative Tinder などで採用。
  • Grimoire subset:初版Asphodel Paradiseのブースターボックスにレアで封入。armament foilを呪文カードに展開したもの。
  • CURLorraine, Arclight Saber。初版ブースターボックスに通常通り封入。

ドラフト

本セットはドラフト対応。1ケースにつき8パックのドラフトパックが付属しますが、従来と異なる点があります。
以下の3点です。

  • 1パック12枚(通常15枚)のため、4パック ドラフトする。
  • 各パックの1枚目はトークンなので除外。実質44枚を見ることになる。
  • アンコモンが1パック3枚(従来2枚)に増加し、より刺激的なドラフトに。

Boon

15種のBoonが収録され、配信ではうち3種を公開。

  • Lesser Boon of Provocation:3コスト・Level locked 1・fast。相手のRecollectionフェイズ中のみ付与可能。対象allyを「別の相手のユニット」へ攻撃させる。
  • Lesser Boon of Nourishment:4コスト。獲得時にkitchen/foodカードをscavenge 13。2支払って対象の相手にfood itemを渡し、ドロー。仲間に「料理を振る舞う」テーマ。
  • Greater Boon of Rosen:3コスト・fast。すでにlesser boonを持つboon。追加コストとしてPowercell itemを2つサクリファイス。Automaton allyが死ぬたびにPowercellトークンを生成。

スポイラーシーズン

デベロッパーストリームは早めの配信となりましたが、スポイラーシーズンは予定通り 7月20日 から開始。約3週間後となります。
それまでは公式SNSでティザーが出ることもあるとのこと。
お馴染みのコンテンツクリエイターが参加するスポイラーシーズンにも期待が高まります。


ストーリー(Lore)

ゲストの Belle を迎えてのストーリー解説パートです。※多数のネタバレを含みます。

元ネタは『神曲』

Asphodelの元ネタは、ダンテ・アリギエーリの『神曲(The Divine Comedy)』。地獄・煉獄・天国の3部構成のうち、本作は主に「地獄篇(Inferno)」に焦点を当てています。

シリーズで初めての「近未来」設定であり、ディストピアをモチーフとしているのが特徴。原作で有名な「地獄の層」を、本作では City of Dis の「地区(districts/リング)」として表現しています。美しい都市の裏で、さまざまな不穏な出来事が進行しているという世界観です。

2つの都市

  • City of Dis:陰鬱な大都市。Discorpの技術が主流。
  • Larin(Laren):世界の反対側に位置する、田舎ののどかな町。新鮮な空気が流れ、誰もが歓迎される温かい場所。抵抗組織 Primum Ordo の拠点でもあります。技術は Velltech が主流。

DiscorpとVelltechは競合するテック企業として描かれています。

チャンピオンの「到着」を描くカード

今セットでは、チャンピオンがこの世界に降り立つ瞬間など、旅の重要な節目を描くことに注力したとのこと。

  • Destined Encounter(Dante):Danteは元々Asphodel出身で、ホームワールドでチャンピオンとなって戻ってきた。Elysianの少女 Lucia が、彼の帰還の旅を支える存在となります。
  • Welcome, Merriment(Lorraine):Larin到着シーン。見知らぬ者でも歓迎される温かい町で、ダンスに巻き込まれる様子が描かれています。スキルは「各プレイヤーは任意の数の自分のallyをrestし、restしたallyにfloating memory付きでbuff counterを置く」というもので、「休んで、踊って、より強くなって戦場に戻る」というLoreとデザインが見事に噛み合った一枚。
  • Symphonia of Hope(Cassella):DanteやLorraineと共にAsphodelへ到着した、もう一人のチャンピオン Cassella。Cityの別地区に到着し、貧困と不信が渦巻く中、明るく弾けるようなエネルギーで人々を結びつけます。Arrest Lightningに描かれていたキャラクターでもあります。

ちなみにこれらの「到着」カードはいずれも風属性で、「新たな始まり」を象徴しているとのこと。

物語の転換点を描くカード

  • Demon’s Bargain(Dante):Dante本人は描かれていませんが、重要な転換点。LuciaがElysianの力だけではDanteを支えきれなくなり、Eneon Disorderを研究する博士 Beatrice に助けを求める場面。Beatriceは「助ける代わりに、あなたが私のもとへ戻ること」を交換条件に出します。Danteの内面の葛藤(他者に頼らざるを得ないことへの思い)と深く結びついています。Loreの記事ではVirgilという友人に頼る描写も。
  • Edge of Tomorrow(Lorraine):多くの人が期待していた一枚。バイクに乗るのは Picarda。LorraineのPrimum Ordoの相棒で、City of Dis出身。LorraineにCityを案内し、共に反乱を企てます。Lorraineは過去のCambriaでのミッションに後悔を抱えつつ、新参のDanteやCassellaにとって先輩・導き手のような存在に。Dawn of AshesのRy’s Arcane Siteのテキスト「Lorraine, if you could see what I see」が、彼女がarcaneを得たことで回収される粋な演出も。
  • The Weight of Looking Up(Cassella):明るい歌姫が見せる、悲しげな表情。Disの各地区を巡るツアーを前にした迷いを描いています。インポスター症候群や本番直前の不安に通じる、共感を呼ぶ場面です。

Lore記事

ストーリーの予習・考察には、公式サイトのLore記事が充実。配信後に Epicurean Institute が公開され、過去には Crimson Vein、そして Dante 1 が公開済み。Lore記事にはセットのネタバレが多く含まれており、過去には記事の伏線からUnderlandの登場を読み解いた読者もいたとのこと。スポイラーハンターや考察好きの方は要チェックです。

Dante1についてはこちらに日本語訳記事を公開しています。

Dante II — Epicurean Instituteについても近日中に翻訳記事を公開予定です。
お楽しみに。


イベント&グッズ情報

Horizon’s Reprise

Ascent World Singapore 2026は、グランドアーカイブ初の テーマ付きAscentHorizon’s Reprise」(音楽フェスがテーマ)として開催。会場の装飾や限定グッズが用意されます。各ワールドのチャンピオンたちが音楽フェスを楽しむ描き下ろしアートも公開され、Cambria・Azoth・Sangwo・Underlandの面々が登場。2人のAliceがそろって描かれている点も話題に。

限定グッズカタログ(一部)

  • Dreamweave playmat(ブラインドボックス、Horizon Reprieveロゴ入り専用チューブ付き)
  • アクリルスタンド(各チャンピオン、ブラインド)
  • アクリルブロック(14インチノートPC級の大きさ・重さ)
  • ウォールスクロール
  • スリーブ

※持ち帰り用に「予備のスーツケースを」と冗談が出るほどの充実ぶりです。


Anime Expo / その他のグッズ

  • ぬいぐるみ:Goujo、Tristan、Sylvie(AXでデビュー、以降のイベントでも展開)
  • Merlin 1/7スケールフィギュア:配信当日13時(中部時間15時)から予約開始。非常に大型で、剣やベースの作り込み、塗装、顔の造形まで高品質と絶賛。
  • 新Tシャツ:Arasana、Homin、Alice、Kongming。Grand Archiveロゴ入り。
  • Arasana チビフィギュア:Kongming・Sylvieに続くラインナップ。スターターデッキの6種のherbと小さな大釜が付属(ただしFreyjaは手放さない=物理トークンにするにはフィギュアごと盤面に置く必要あり、というネタも)。AXで初販売、以降のイベントでも入手可。
  • Emrysジャケット(Merlinジャケット):来週のAnime Expoで登場。Anthropicの……ではなく MRH(MIRAGE)ブース で販売。

Gen Con

Uncharted Realmプロモの配布が始まる最初のコンベンション。今後1年を通じて複数の機会で配布予定。DanteとLorraineをフィーチャーした新しいDemoデッキでのデモも実施されます。


Dragon Shield スポンサー(Worlds)

昨年のWorldsでTaylor選手が優勝した際の Tristan(Lv4) のスリーブが、Worlds進出プレイヤー全員に配布。さらにDiamond Plusパッケージ向けスリーブも提供されます。


ゲストアーティスト(Worlds)

Ascent World Singaporeには複数のゲストアーティストが参加。各アーティストはサイン入りプレイマットの販売や、proxyへのコミッション制作を行います。


Ascent Osaka プロモ

foil版 Auspicious Feast プロモが、Platinum Plusパッケージに含まれることに。なお非foil版はFuzichoko(フジ猫)氏の展示会で配布されており、日本国内の方は展示会で入手できる可能性があります。


Path of Silver プライズカード(Worlds)

  • Polishing Flourish:新Lost Spirit Dinah をフィーチャー。Themaの CPR。Redemptionで入手可能。プレイマットも用意。
  • Croaking Webfoot:Stamp Rally参加でもらえるプロモ。たくさんのカエルが描かれた愛らしい一枚。

Pantheon Pass(Worlds以降)

これまでベータ期間だったPantheonに、報酬システムとして Pantheon Pass が導入されます。Ascent Worlds以降、無料プレイは可能ですが、報酬を得るにはPassが必要に。

  • Silver Pass(サイドイベントチケット3枚):1時間ごとに booster pack → Pantheon pack → 100チケット…と報酬。8時間目でプロフィール画像解放+プロモカード。
  • Gold Pass(同5枚):1〜7時間目の報酬が強化。9〜20時間目の追加報酬も。
  • Platinum Pass(同10枚):さらに上位。8時間以降、2時間ごとにPantheon Packを獲得可能。

8時間目の報酬(プロモ&プロフィール画像)は全ティア共通で、年に1度のみローテーション。今年のプロモは Dungeon Guide(Dina Guide) の復活版です。報酬の管理はOmnidexに統合され、プレイ時間に応じて受け取り可能な報酬を通知してくれます。

なお、上述した今後Ascentストアのチケット仕様が変更されると、Pantheon Passで得られるサイドイベントチケット/Ascentチケットの価値がより高まる見込みです。この変更についてはこちらの記事を確認してください。

Q&A ハイライト

配信後半のQ&Aから、注目の内容を抜粋します。
大切な情報についてのやり取りもありました。

  • Neos要素について:本セットにもNeos(Nioss)のカードは登場するが、対応チャンピオンが未登場のため数は控えめで、全体で2枚程度。世界観としてはNeosが存在する。
  • Cassellaが歌う理由:何をしていても自然と口ずさんでしまうタイプで、歌が自然と身についている。スカウトされ、自分の歌が人々を結びつけることに喜びを感じている。
  • Larinはチャンピオンの故郷か:現状、既知のチャンピオンの故郷ではないが、Lorraineのスタート地点であり、Kartaが現在拠点としている場所。
  • チャンピオンの派遣の仕組み:Grand Archiveは巨大なコンピューターのような存在で、各チャンピオンの傾向・好む武器・適性・ミッション経験や成功率などのデータから、その世界を救う成功率が最も高い組み合わせを選んで派遣する。Danteのように出身世界へ戻されるケースもあり、原則として単独では派遣しない。
  • Pantheonの最大プレイ時間(Singapore):3日間開催のSingaporeでは最大22時間程度。Day 0でも5〜6時間プレイ可能で、Dungeon Guideの75%程度まで進められる。
  • Pantheon Passの購入:Path of Steelチケットは不要(サイドイベントチケットで購入可)。Passは1人1つまで。Worldsに限らずPantheon Passがある全Ascentで入手機会があり、シーズンをまたいで1競技年を通じて獲得可能。
  • 再録の方針(一例):入手困難なBaby Grayは、Asphodel Paradiseのevent packに収録予定。
  • Alanについて:忘れていません。Horizon’s Repriseにも登場し、小さな角の付いた衣装で描かれています。いずれ本格的に戻ってくる予定。
  • プロフィール画像システム:今後も入手手段を追加予定。今回の「特定レアリティのプロフィール画像を引き換えられる機能」も配信用に新規実装したもの。

まとめ

第10弾「.asphodel/Paradise」は、ダンテ『神曲』をモチーフにしたシリーズ初の近未来・ディストピア設定。新キャラクター Dante の登場、StaticCascadeLink Shield といった新メカニクス、初心者にやさしい2種のスターターデッキ、そして Horizon’s Reprise をテーマにしたAscent World Singaporeなど、見どころが満載の内容となっていました。

スポイラーシーズンは7月20日開始、発売は8月21日。今後の情報も追ってお届けしていきます。

.asphodel/Paradise予約情報

Sumaholiでは.asphodel/Paradise各種のご予約を受付中です。
ご予約は通常よりお得に購入できる商品もございますため、この機会にぜひ!

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